将来的に起業を考えている方から、

「起業する人(創業者)に求められる条件はあるのか」

という質問をお受けする事があります。

同じように悩まれている方がいらっしゃるかもしれませんので、今回は、この点について少し書いてみようと思います。


結論から言えば、

「特にありません」

という事になります。


このように書くと、

「とはいっても、求められる能力(必要な要素)ってありますよね?」

という声を頂くこともあります。

それは、その通りです。


誤解して頂きたくないのですが、

「創業者にあった方が良い能力(要素)を挙げて欲しい」

と言われた場合には、数え切れないほど多くの要素が挙がります。


しかし、そのような要素を全てもっている人など、存在しません。

ですから、気にしなくても大丈夫です。


矛盾していると思われるかもしれませんが、そうではないのです。

まず、「起業計画を工夫することで、創業者が持っていない能力が求められるような計画にはしない」という事で、ある程度は対応が可能です。

例えば、創業者が「チームワークが苦手」であれば、「一人でできる事業」で起業する計画にする。

「数字が苦手」であれば、「数字が苦手でも、事業がおかしくなったら直ぐに気づけるような仕組みを構築」する。

など。


また、ある程度の規模の事業にしていくのであれば、創業者本人に能力がなくても、必要な能力を持った人材を採用する事で対応ができます(外部の専門家に業務委託する、などで対応できる場合もあります)。

そもそも、多くの創業者に起業や事業運営に関する専門知識がないからこそ、当センターに存在意義がある訳で、当センターの活用自体が、創業者にない能力を補う第一歩になるはずなのです。

ですから、あまり心配せず、起業をお考え頂ければと思います。

そして、ご自身の能力不足について気になるようであれば、相談中にお気軽にお尋ね頂ければ、と思います。

お待ちしております。